YOSHIKI、流ちょうな英語でセイント・ヴィンセントと会話 異例の楽曲制作過程を明かす

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 X JAPANのリーダー・YOSHIKIが27日、米・ロサンゼルスから自身初のオンラインでの緊急会見を開催。アメリカのシンガーソングライターのセイント・ヴィンセントとコラボした楽曲を、28日に急きょリリースすることを発表した。
 会見の冒頭では近況も報告。「約6ヶ月間、1人です」とぽつり。仕事は新型コロナウイルスの検査をした人とのみ行っていることを明かした。私生活も同様。「僕は、1人で住んでいる。朝食、昼食、夕食と6ヶ月、誰とも食事をしてないです。結構、寂しい生活です」と万全の対策を期していると口にしていた。
 コロナ禍のエンターテイメント業界についても思いを語る。「いろんなアーティストの方、そしてアーティストに関わる方にとって大変な時期。だんだんフェーズ2になって経済を回して行こうとなっても、エンターテイメント業界は再始動の見通しはついていない。その中でエンターテイメントは何ができるのか。今だからこそできることが、たくさんあると思う」と持論。その一環として、今回のコラボを計画したという。「エンターテイメントの今の時代へのある種の挑戦。新たな可能性を考える」と逆境に強いYOSHIKIらしく語った。
 「セイント・ヴィンセントさんはアメリカで大スター。ファッショナブルでエッジが効いている。自分の目指しているジャンルの壁を飛び越えたアーティスト。とても刺激を受けています」と存在の大きさを語った。
 楽曲は異例の制作過程だったそう。コラボ相手を探していたYOSHIKIは共通の知人を通じて初めてセイント・ヴィンセントと交流を持った。「知り合ってから完成まで全てオンライン。実際に対面したのは全てが終わってから。まさしく今の時代だから生まれた」。セイント・ヴィンセントは「アーティストは何かを作らなければいけない。アーティストは、こういう時に止まってはいけない。このタイミングだからこそ、可能性は無限に広がっている」とYOSHIKIと同じ思いであることを語っていた。
 また、制作期間についての質問が。X JAPANのアルバムは、1996年にリリースされた『DAHLIA』が最後。YOSHIKIはかれこれ10年ほど前から新しいアルバムを出すと意思表明し続けているものの、まだリリースには至っていない。そんな中での質問にYOSHIKIは「響くなぁ。何に話を持っていくのかが分かるな」と笑いながら「YOSHIKIにしては早く。アレンジとレコーディングに1週間ぐらい。トータルで1ヶ月かかってないかな」と明かした。
 続けて、X JAPANのアルバムの話題に。YOSHIKIは「来るよね」と苦笑いを浮かべながら「(コロナ禍の)最初の3ヶ月ぐらいはレコーディングスタジオに行ってなかった。みなさんにPCR検査をしていただいてレコーディングスタジオに戻った。X JAPANのアルバムについては何十億もかけて作ってきている。いろんな意味で世界で1番、僕が出したいと思っている」ときっぱり。ライブができないなどの現状もあり「ベストなタイミングを見計らっている」と見通しを語った。テッパンネタ化しているが「何度も、こういう話をしているけど『いいよ』と言われると悲しい。毎回、質問してくれて、ありがとうございます」と最後は笑っていた。
 配信は各国の0時からスタートする。