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※ 視聴回数は1日1回更新されます。 大阪・関西万博会場で「レジオネラ属菌」が相次いで検出されました。
博覧会協会によりますと、万博会場の水上ショーが行われる「ウォータープラザ」で、6月3日採取された海水から指針値の20倍の「レジオネラ属菌」が検出されました。
大阪市によりますと、指針値を超えた場合、レジオネラ属菌が含まれる飛まつを吸い込むことで、肺炎などを引き起こす恐れが高まるということです。大阪市保健所は協会に対し、噴水を停止するよう指導していて、協会は日中や夜の噴水ショーを中止して原因を調べています。
(来場者)「ショーしか予約が取れていなかったからショックな感じです」
また、ウォータープラザからは5月30日にも指針値を超えるレジオネラ属菌が検出されていましたが、結果は公表されず、ショーも中止しませんでした。その理由について博覧会協会の説明は…
(博覧会協会 高科淳副事務総長)「簡易検査は、レジオネラ属菌の有無のみ判明することであるから、中止を含め指導などはなく、精緻な検査結果は後日判明するのでそれを待つようにということでありました」
さらに協会は5日、会場中央にある「静けさの森」の南側にある水辺でも、指針値を超えるレジオネラ属菌が検出されたと明らかにしました。検出されたのは5月28日の夜でしたが、こちらも協会は公表しておらず、30日の朝から利用を停止していました。
一連の対応について協会は5日、会見で説明しました。
(博覧会協会・施設維持管理局 山北孝治局長代行)「公表を遅らせたという意図なく、われわれとしてはきのう通知を受けたので本日公表した。現時点でレジオネラ属菌の危険性が生じているわけではない」
協会はウォータープラザや「静けさの森」の水辺について、消毒などを行うとしています。