旧優生保護法による強制不妊 兵庫県の斎藤知事が被害者らに謝罪 兵庫県知事の直接謝罪は初

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MBSニュース

 旧優生保護法のもとでの強制不妊。兵庫県の斎藤元彦知事が26日午後、被害者らに謝罪しました。
 (兵庫県 斎藤元彦知事)「兵庫県は過去、国の施策に合わせて『不幸な子どもの生まれない運動』をしたという歴史があります。兵庫県知事として、皆さま方に深くおわびを申し上げたいと思っております」
 障がいがある人に不妊手術を強制した旧優生保護法をめぐっては、去年7月、最高裁が憲法違反と断定し、国に賠償を命じる判決を下しました。
 兵庫県でも、旧優生保護法に基づく不妊手術が少なくとも470件行われたことが判明していて、ようやくの謝罪に被害者らは悲痛な思いを語りました。
 (亡き妻・喜美子さんが強制不妊手術を受けた小林宝二さん 93)「いまは子どもも孫もいなくて、ひとりぼっちでとても寂しいです。謝罪するのが遅すぎます。これからは県の責任で、差別のない社会を作ってほしい。社会を変えてください」