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※ 視聴回数は1日1回更新されます。若手起業家・吉田拓巳が立ち上げた「未来の移動体験」を提供する配車アプリサービスnommocが、9月5日(木)に都内で始まった。
2018年、本サイトでも取り上げた構想が、国家戦略特区の福岡で成功を収め、順調に実現したようだ。
ユーザーはアプリをダウンロード(iOS11.0以降のみ対応)し、自分の趣味趣向などの情報を登録。スマホアプリ上で乗車位置を選ぶと、車が到着し、無料で目的地まで乗車できる。
どこから乗れる?どこまで乗れる?
現在、配車可能なエリアは渋谷区、新宿区、世田谷区、目黒区、千代田区、港区、中央区、江東区となっている。
移動が無料になる仕組み
車内ディスプレイ上で流れる広告コンテンツや、車内で提供される実体験の伴う“体験する広告”を通じて、移動が無料化する。精度の高いターゲッティングと、目で見て手で触れる体験広告は魅力的。
9月5日~10月31日には、JT(日本たばこ産業)と協業することで、低温加熱型の加熱式たばこ用デバイス「プルーム・テック」「プルーム・テック・プラス」のみ使用可能な無料リムジンを走らせる。
移動を「無」から「新しい発見のある時間」へ
nommocで配車された車中で代表取締役の吉田拓巳氏から、移動中に話を聞くことができた。
---このサービスを通してどういう事を実現したい?
移動中って何もやることがなくて、「無の時間」になりがちだと思うんです。nommocを通して、移動している時間も、広告なんだけど「新しい発見のある」好体験でいい時間だと思ってもらえるようにしたい。
---今後、どういったコトを体験できる?
今回体験していただけたのはJTさんで、モニターで広告をみてから、実際に体験をしていただきました。今後、様々な企業さんにご参加いただき、例えばコスメを取り扱う会社であれば、席の前にモニターではなく鏡を設置し、実際のコスメをそこで体験して肌で魅力を感じてもらう体験だったり、、飲料メーカーだったら、移動中にモニターで流れる広告のドリンクを、その場で飲んでいただけるようなたり体験ができると思います。
---5Gやオリンピックなど、日本の転期になると予想される2020年に向けてのビジョンは?
2020年までには、500台走らせたいと思っております。東京だけでなく、主要都市に展開させて行きたいですし、インバウンド向けの英語に対応した車両なども、作って走らせて行く予定です。
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移動時間と空間に、付加価値を与え、O2O広告のパイオニアとしてnommocが地位を確立すれば、我々の平穏な移動時間すらも、情報インプットの場に変わっていく?