定年後の仕事、AIに相談。IBMの適職診断アプリをモーリーさんが試した結果

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朝日新聞社

bouncy / バウンシー

高齢化が進む日本で、テクノロジーが高齢者にもたらす役割は、どんどん大きくなっていきそうだ。
日本IBMが開発したのは、AI「IBM Watson」を利用した「適職診断アプリケーション」。
質問に口頭するだけで、第2の人生にオススメの仕事をAIが診断してくれる。
人生100年時代と言われ、定年後も働きたい人はいる。ただ、自分に本当にあった仕事に出会えるかはわからない。そんな人たちにテクノロジーの力を利用して、適職に出会うチャンスを増やしたい、そんな願いが込められている。
適職診断アプリ
使い方は簡単で、モニターの前に立ち質問に答えていくだけ。
前半は5段階評価。「人前で話すのは得意ですか」などの質問に、1から5の段階評価で 答える。
後半は趣味や好きな食べ物などの質問に、理由を添えて答える。
AIが診断するのは、質問の回答内容だけでなく表情や声質も評価対象だ。
10個ほどの質問が終わると、110の職業の中からその人の第二の人生にオススメの職業が表示される。
モーリー・ロバートソンさんが体験
今のところアプリの商品化の予定はないが、先日メディア向けの体験会が行われ、国際ジャーナリストのモーリー・ロバートソンさんが実際に試してみた。
お茶目な性格のモーリー・ロバートソンさん。5段階で答える「人前で話すのは得意か」という質問に「6!」と答えてAIワトソンが混乱するなど、ユーモアを混ぜつつ回答していく。
最終的に表示された、モーリー・ロバートソンさんに適した職業は「マジシャン」。
いかにも、彼の性格や喋り方なども反映されている気がした。
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今回はAIを適職診断アプリ、筆者も体験したところ、適した職業は「家事代行サービス」と表示された。
想像もしていなかった職業が表示されたことは新しい道を考える手助けになりそう。
今回は「定年後の仕事選び」だったが、高齢者でも使いやすい形にテクノロジーを組み立てた時、様々な可能性が広がる。自分が歳をとった時、生活をする様々なところで、いま革新が続くその技術が必要不可欠になってくるかもしれない。
そんなことを感じた取材だった。
日本IBM