孫悟空になれるかも? バランスを補助する尻尾型のウェアラブルロボット「Arque」

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朝日新聞社

bouncy / バウンシー

年齢とともに筋肉量が下がり、バランスを取るのが難しくなる。それと同時に、ケガや事故も増えていく。そのような問題に対し、慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科のチームによって研究されたのが、尻尾型のウェアラブルロボット「Arque」。力仕事にも使える、老若男女だれでも頼れる画期的な研究だ。
タツノオトシゴの尾がモデル?
「Arque」は"タツノオトシゴ"の尻尾の骨格構造を参考にして作られている。上半身にセンサーを取り付け、その動きに応じて尻尾が上手くバランスを取る仕組み。
骨格の1つ1つは連結されており、各関節は4つのプレートとバネ、1つの椎骨で構成されている。そこに空気圧式の人工筋肉を搭載し、その力で尻尾を上手くコントロールするのだ。
腰に尻尾をつける時代が?
「Arque」はお年寄りや、力仕事の場面を手軽にサポートしてくれる。従来の外骨格デバイスは大きいものが多く、普段生活での使用は向かないものもある。しかし、今回の新しい外骨格が普及されると、従来より手軽に全身運動をサポートしてくれそうだ。
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バランスを補助する尻尾型のウェアラブルロボット「Arque」。まだ研究段階ではあるが、のちに製品化されたら、何歳になっても安全に暮らせる未来がくるかもしれない。これからの発展に目が離せない。
Arque
Keio University Graduate School of Media Design.