仏壇は次のステージへ。歴史あるものにテクノロジーが挑む「スマート仏壇」

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朝日新聞社

bouncy / バウンシー

古い習慣が根付く日本の冠婚葬祭。「そういうものだから」と慣習通りに行われてきた文化は、時代に合わせて姿を変えます。
高いお金がかかっていた結婚式が、格安で自分らしくできる「スマート婚」の登場で結婚式の考え方が変わったように、「仏壇」もその姿を変えてしまいました。
シンプルなコハコ
株式会社BIRDMANと株式会社二番工房が共同して製作した仏壇「コハコ」。従来の仏壇のイメージを一新する見た目の「スマート仏壇」と位置付けられた全く新しい仏壇です。
とてもシンプルでスタイリッシュなデザインのコハコ。
現代の家庭の多くは、仏壇をおく「仏間」がなく、仏壇を置きたいけれどインテリアに合わないといった悩みも解決する大きさと見た目です。
そして、最新のテクノロジーによって、従来の仏壇とは全く違う故人との繋がりかたを提案してます。
テクノロジー満載の機能
基本操作は
1. 仏壇の前に立つ・・・センサーにより起動、顔認識•音声認識で 個人を判別
2. 故人の名を呼びかける・・・呼びかけられた故人の遺影が表示される (写真または動画)
3. LEDセンサーに触れる・・・おりんが鳴り、アロマが香る
4. 手を合わせる・・・モーションセンサーが反応し、写真が変化する
5. 仏前から離れる・・・センサーにより自動でオフ
など、現代のテクノロジー満載。
さらに、全てのデータはUSBになっている位牌に保存します。
故人が生前にメッセージを残しておけば、その指定した日時にメッセージが流れるようにすることも可能です。
お孫さんの誕生日や記念日など、伝えきれなかったメッセージを入れることで、故人とのコミュニケーションを取れるという機能。
これ、思いがけないタイミングでメッセージが流れたら、なかなかたまらない機能な気がします。
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経済的にも大きさ的にもちゃんとした仏壇は置けないけれど、本当はちゃんと故人を偲びたいと思っている人は多いはず。そんな現代の生活にマッチさせて生まれたコハコ。
古くからある慣習に挑戦することは、様々な壁があります。
でも、新しいものを受け入れると、より便利で豊かな未来が待っているかもしれません。
コハコが今後どのように販売され世の中に出回っていくのかは未定ですが、仏壇という難しいテーマに挑戦したこの一手が、業界を変えていくかもしれません。
コハコ