未来のデジタルコミュニケーションは「触覚」!?どこからだってさわれる次世代インターフェース「FULU」

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朝日新聞社

bouncy / バウンシー

旅行先から自宅の愛犬を撫でたり、家にいながら外の海に指を浸したり、遠くに住む恋人に触れたりすることのできる夢のようなツールが登場した。それが触覚インターフェース「FULU」だ。
(photo credit_ Deo Suveera)
「FULU」は、現在のデジタルコミュニケーションが視覚と聴覚中心で、人間が感情を持つうえで最も重要な「触覚」を生かせていないことを課題視して開発された。指に装着する爪型のパッドを通して、目の前にない何かを拡張現実として「触る」ことができるのだ。
触覚によってより本質的なコミュニケーションを実現
「FULU」をBluetoothでスマートデバイスに接続すると、離れた場所から送信される「触り心地」が爪型パッドで忠実に再現され、それを指で感じ取れる。この技術によって、たとえば遠くに住む家族とビデオ通話だけでなく手を触れながらコミュニケーションを取ったり、オンラインショップで購入する服の生地の質感を確かめたり、ギターやピアノなどを練習する際にプロの弾き心地を体感するといったことも可能になる。
「FULU」は小さく軽く持ち運びしやすいうえ、ソフトシリコン製の装着部はしっかりと爪にくっつき、それでいて着脱も容易。Bluetoothボタンをオンにするだけでスマートデバイスにすぐ接続できる使いやすさも魅力だ。
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視覚と聴覚だけだったデジタル通信に「触覚」が加わることで、これからのコミュニケーションはより深く本質的になっていきそう。
Ryo Tada