キツネは「ネコにあこがれた犬」だった?【どうぶつトリビア】

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キツネはイヌ科で最も小型の種類ですが、実はしばしば「ネコに進化したイヌ」と例えられることがあります。さて、その理由は……。

【その1】単独で狩りをする
イヌ科はオオカミのように群れで狩りをする動物ですが、キツネはネコ科と同様に単独で狩りをします。

【その2】しなやかな運動神経
1.5メートルものジャンプ力あがり、木登りもお手のもの。

【その3】表情が少なく「猫目」になる
イヌは表情が豊かですが、キツネはネコと同様に表情は少なく、「猫目」と呼ばれる縦長の瞳孔を持ちます。

【その4】ネズミが大好物
ネズミの天敵といえばネコ。でも実は、キツネもネズミが大好物!
神社の「お稲荷さん」の好物といえば油揚げですが、これはキツネの好物である「ネズミの天ぷら」をお供えしたことに由来すると言われています。

これだけ証拠がそろうと、もはやネコにしか思えませんね……。
■監修:新宅広二
1968年生まれ。生態科学研究機構理事長。動物行動学と教育工学を専門にし、大学院修了後に上野動物園、多摩動物公園に勤務。国内外のネイチャー・ドキュメンタリー、動物バラエティー番組の監修を手がけるほか、動物園・水族館などの展示企画・監修を手がける。著書に「しくじり動物大集合」「もっとしくじり動物大集合」(永岡書店)、「いきもの寿命ずかん」(東京書籍)、「すごいぜ!! 動物スポーツ選手権」(辰巳出版)など。近作、映画「アース:アメイジング・デイ」、テレビドラマ「僕らは奇跡でできている」(主演・高橋一生)監修。