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※ 視聴回数は1日1回更新されます。<大本研太郎>前後左右とも50対50のバランスで常に立つこと【大本研太郎 パット上手がやっている「右脳」パッティングの極意/ゴルフレッスンプラスvol.11】
●足元の微妙な傾斜に対応して50対50にする
向きを正確に構え、そして狙いどおり打ち出す技術を身につける上で大切なことは、アドレスで重心のバランスを正しくとれているという前提です。
最良のバランスは、前後左右とも50対50の比率。真ん中に乗っていないと、クラブを振った瞬間にバランスが崩れ、脳がバランスをとろうとして動きを変えてしまいます。
それが「下手な人」のパターンその1。
アドレスでバランスがとれていると、脳が安心してイメージ通りのいい動きができます。当然、これも、意識せずに理想のバランスで立てるよう訓練を重ねつつ、コースではその時点での完成度や出る傾向を確かめておいて、それに合わせて対応しましょう。
また、グリーンといえど傾斜はあります。斜面に沿うとか、地軸に垂直といった意識の仕方で立つと、50対50になりません。
それが「下手な人」のパターンその2。
歩くときと同じように、自然な感覚で前後左右50対50のバランスをとるようにしてください。
●足の裏の圧を感じるトレーニング
①正しいバランスで立つ方法
骨格を利用して立つとバランスを保ちやすいです。両足を指2本分の間隔にして立つと、股関節から下の軸が真っすぐになり安定します。
また、肩甲骨と仙骨(骨盤)を地面に垂直に立てるイメージを持つと上半身も安定した体勢が完成します。土踏まずの上に頭を乗せる感覚を持つといいでしょう。
②足裏のセンサーを働かせる
前後左右のバランスは、足の裏の様々な部分をセンサーとして働かせて、荷重の違いを感じとりながら調整します。この感覚が身につけばよりよいバランスで立てるだけでなく、グリーンの微妙な傾斜の違いを判断できるようになり、曲がり幅の予測の精度を高められます。
③足の裏の感覚を研ぎ澄ますドリル
片足で20秒立ちます。できたら目をつぶって20秒。さらに片足立ちでパターの素振り。
これを両足とも行なっておくと、両足で立ったときの安定度が変わります。