「組織的な犯行だ」そば粉の産地偽装事件で経営者らに懲役2年求刑 外国産と国産を混ぜたものを『純国産』と偽り販売の罪 大津地裁

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MBSニュース

 そば粉の産地偽装事件。経営者らに懲役2年を求刑です。
 起訴状によりますと、滋賀県大津市の「山本そば製粉」の元会長・山本宗五郎被告(76)と弟で社長の健二被告(71)は去年、外国産と国産を混ぜたそば粉を「純国産」と偽って飲食店に販売したなどとして、不正競争防止法違反などの罪に問われています。これまでの裁判で、被告らは起訴内容を認めています。
 6月16日の裁判で検察側は「従業員の退職の際に産地偽装の方法が引き継がれるなど組織的な犯行で、偽装の動機は会社の利益を確保するために食品に対する信頼を犠牲にするというもので、身勝手と言わざるをえない」として、宗五郎被告と健二被告にそれぞれ懲役2年を求刑しました。
 一方、弁護側は、執行猶予付きの判決を求めました。判決は7月18日に言い渡されます。