破産手続きが進む船井電機 初の債権者集会 今年4月末時点で「負債が800億円以上」

(c) Mainichi Broadcasting System, Inc.

MBSニュース

 破産手続きが進んでいる船井電機をめぐり、7月2日、初めての債権者集会が東京都内で行われました。
 船井電機(大阪府大東市)をめぐっては去年10月、取締役の1人が東京地裁に準自己破産を申し立て、破産手続きの開始が決定。
 登記上の代表取締役である原田義昭氏(元環境大臣)が、東京地裁に民事再生法の適用を申請しましたが棄却され、破産手続きが現在進んでいます。
 東京商工リサーチによりますと、7月2日に東京地裁中目黒庁舎で行われた1回目の債権者集会では、破産管財人の弁護士から、▽元従業員への未払い分の賃金の支払いが完了した一方、▽今年4月末時点で資産が14億円あまりしかなく、負債が約820億円も残っている状況が説明されたということです。
 次回の債権者集会は今年12月に行われる予定です。