今年9月に相次いだモバイルバッテリーの発火・発煙。どうすれば防げるのだろうか?。モバイルバッテリーの発火を防ぐ4つのポイントとは。
9月11日、神田駅でモバイルバッテリーから発火。9月24日には、東海道新幹線内でタブレットから発煙した。では、発火の原因になる行動とは―
(1)強い衝撃を避ける
落下などの衝撃でリチウムイオン電池内にショートが起きる。
(2)熱をこもらせない
カバンの中など通気性が悪い場所で操作することにより、排熱がうまくできなくなる。
(3)容量以上充電しない
充電のしすぎで過充電になり、熱を発生させる物質が高温になってしまうことで熱暴走が起きる。
(4)充電中に使用しない
スマートフォンとモバイルバッテリーの両方から熱が発生するため、電池が劣化して発火の危険性が高まる。
モバイルバッテリーやスマートフォンなどで使われているリチウムイオン電池。その特徴は、小さな所に大量のエネルギーがためられることだ。しかし、この大量のエネルギーが間違った使い方をしていると…NITE(製品評価技術基盤機構)によると、2016年度までの5年間でモバイルバッテリーなどによる火災事故は274件発生。
正しい使い方を理解することが、発火を未然に防ぐ対策でもある。