"レゴ"に命を救われた、まるでガンタンクのようなカメ「Lego Turtle」

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bouncy / バウンシー

組み合わせ次第であらゆるモノが作れるおもちゃ"レゴ"で、命を救われたカメ「Lego Turtle」。おもちゃを使った斬新なアイデアが、より多くの動物たちの命を救うきっかけになるかもしれない。
Lego Turtleが生まれたきっかけ
「Lego Turtle」はアメリカのメリーランド州にある「Druid Hill Park」を歩いていたところを保護された。保護したメリーランド動物園はすぐに、施設の病院で検査したところ、腹部にある甲羅を複数カ所骨折していた。
カメは甲羅の「背中側」を損傷することが一般的であるため、「腹部側」の損傷を治療する器具は、動物病院などの専門施設にも存在しないという。腹部を地面にこすってしまうと完治しないため、特殊なサポート器具が必要だったのだ。
そこで動物園は、カメの車いすの作成を決意。イチからスケッチを作り、軽く、組み合わせ次第であらゆる形状になる"レゴ"を使った車いすを完成させた。
配管用のパテを使ってレゴを固定し、下部に取り付けられたホイールがカメの歩行を手助けする仕組みだ。「Lego Turtle」は数ヶ月かかる治療が終われば、レゴが取り外して野生に帰す予定とのこと。
ボルチモアのメリーランド動物園について
今回「Lego Turtle」の命を救ったメリーランド動物園は、1876年に設立されたアメリカで3番目に古い動物園であり、その保全と研究への貢献で国際的に有名な動物園のひとつだ。飼育員たちの動物を愛する心が、今回のようなユニークな治療法を生んだ結果なのではないだろうか。
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世界的おもちゃの"レゴ"で命が助かったカメ「Lego Turtle」。一見するとおふざけのようなアイデアだが、ユニークなアイデアがちいさな命を救う一例になった。
Lego Turtle
The Maryland Zoo in Baltimore