【熱中症】酷暑猛暑はまだまだ続く、こんな症状が出たら熱中症?悪化させないための対策を解説

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まだまだ暑い日が続くが、熱中症になってしまった場合、どうなるのだろうか。虎の門病院の太田光彦医師に熱中症の症状について聞いた。
太田医師「熱中症になった場合、水分が失われることで症状が出てくる。大量に汗をかくので、いわゆるイメージしやすい『脱水』による症状が出てきます」
症状は分類別に「軽症」「中等症」「重症」「最重症」の4つに分けられる。
軽症は、大量の発汗やめまい、立ちくらみ、筋肉痛などの症状が出るといい、中等症は頭痛や吐き気、倦怠感などを感じるという。
一方、重症では、体にガタガタとしたひきつけが起きるほか、真っ直ぐ走れない、歩けないなどの意識障害が発生。
そして、今年新たに分類の一つとして追加されたのが、最重症。最重症では深部体温が40度以上で、重篤な意識障害がある場合を指していて、医療従事者が患者の重症度を見極め、早期の治療につなげる狙いがあるという。
太田医師は中等症からでも、症状がひどくなれば点滴で治療しないといけない場合があると話す。少しでも異変を感じたら、自力で病院へ行く。自力で行けなければ、誰かに助けを借りるか救急車を呼んで病院に行くことが大切だ。
さらに太田医師は高齢者の熱中症リスクに警鐘を鳴らす。
太田医師「熱中症になる人の60%が高齢者と言われております。高齢者は体温を調節する機能がだんだん低下していくためです」
独居の高齢者は特に注意が必要だ。さほど暑さを感じなくてもエアコンをつけたり、のどが渇いてなくてもこまめに水分補給をしたり、と。周囲に助けを求めることをためらってはいけない。