【豪雨災害から身を守る】洪水が地下に流れ込んできたらどうする?地下階段の浸水を体験

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地下空間の中でも特に危険なのが、地上から地下に流れてくる雨水です。地下鉄の駅で、地上の出入り口とつながる階段で、こうした光景を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
実物大階段模型で、地下街などの地下空間に大雨などによる洪水が流れ込んだ状況を再現。流れてくる水の速さや動きといったデータをとるために作られたそうです。くわがたさんには水が流れ込んでくる中、階段の一番上をめざしてもらいます。
くわがた「うおおおお!めっちゃ流される!」
序盤こそ足は進んでいましたが、階段の手前に差し掛かると流れが強くなり、手すりにつかまって、なんとか歩みを進めます。階段の2段目あたりで水の流れが最も高速に。さらに追いうちをかけるように、階段が水流で真っ白になって見えなくなり、足で感触を確かめながら歩いていました。

くわがた「よいしょ…よいしょ!」
階段を上がりきった、くわがたさん。スタートから階段の一番上、わずか12メートルほどの距離を進むのに、なんと1分40秒ほどかかりました。「めっちゃ怖かったです」と振り返ります。確かに手すりがなかったり、手すりをつかめなかったりする状況だったら、階段から転倒してもおかしくない流れの強さでした。

8月の東京の短時間記録的大雨でも、ニュースで地下鉄の駅や地下駐車場の地下空間が浸水する映像を目にしました。地上に逃げ出すにも時間や労力がかかり、その間にも浸水は続いていきます。都市圏では特に注意が必要です。
川池さん「自分の住んでいるところが、水に浸かりやすい場所かどうか、ハザードマップを確認しておく。周りと比べて低くなっているところに水が集まってくるので、そういう地形になっていないかどうかを知っておく。あとはなるべく外に出ない」