【熱中症】酷暑猛暑はまだまだ続く 熱中症予防のポイントを医師がわかりやすく解説

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熱中症にならないために、どう予防するべきか。虎の門病院の医師である、太田光彦先生は「暑さを避ける」ことが最優先、そして、「こまめな水分補給」を予防策として推奨する。確かに水分補給はすでに重要だとされていたが、近年では「体温を上げない(体を冷やす)こと」の重要さが世間でも浸透してきた。真夏に開催される夏の高校野球でも、ベンチで涼んだり水分を補給する「クーリングタイム」が導入された。今年7月には京都府警が屋外勤務の警察官に冷却グッズの使用やエアコンの効いた車内で休むことを認める運用を開始し、注目を浴びた。
太田医師によると、一つ目の「暑さを避ける」上で必要なこととして、以下が挙げられる。いずれも、体温を上げないことにつながっている。
・室内にいる場合、エアコンは25〜26度に設定。
・外にいる場合は日陰を利用しこまめに休憩をとるようにする
・日傘や帽子を身につけて日差しを避ける
・手持ち扇風機やネッククーラーなどで首や脇、足の付け根のいずれかを冷やすと体温が下がりやすくなる
最近、街中で首に「ネッククーラー」と呼ばれる冷感器具をつけている人をよく見かける。ひんやり気持ち良い清涼感を感じるだけでなく、首は血流が多い部位のため、体の体温を下げるのに効果的なのだ。
二つ目の「こまめな水分補給」のポイントは、喉が渇いていなくても時間を決めるなどしてこまめに水分をとることだ。太田医師のおすすめは、水と塩分を含んだ市販の経口補水液だという。
太田医師「水とかお茶とか身の回りにある水分をまずは飲んでもらう。(利尿作用のあるカフェインを含む)コーヒーや紅茶とか、そういったものは控えるべきかもしれないですね」