【超歌舞伎】中村獅童と初音ミクが歌舞伎で共演 初お目見得の舞踊も披露

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歌舞伎俳優の中村獅童とバーチャルシンガーの初音ミクがコラボする「九月南座超歌舞伎」(3日~26日)の公開ゲネプロが2日、京都・南座で行われた。
 歌舞伎発祥の地・京都に建ち、日本最古の歴史を持つ劇場として、400 年以上の長きに亘り、多彩なエンターテインメントを発信し続けている南座。2019年に「八月南座超歌舞伎」として、大劇場で初めて超歌舞伎を上演。2020年に上演を予定していた「六月南座超歌舞伎」はコロナ禍により公演を中止。そして今年、「九月南座超歌舞伎」として、2年振りに上演。本公演は「超歌舞伎」初演時より共演を重ねた、中村獅童と初音ミクが主演を務める。
★南座で初お目見得!『都染戯場彩』 ※本公演でのみ上演。
『都染戯場彩』は南座公演のために書き下ろされた歌舞伎舞踊。桜が満開の「花の大内」、秋の情景を描いた「月の吉原」、勇壮な獅子の狂いをみせる「雪の石橋」と、三段返しの構成。特に「雪の石橋」は、中村獅童と初音ミクによる獅子の精の踊りが大きな見どころとなっている。
★ご当地京都が舞台『御伽草紙戀姿絵』
今年4月、幕張メッセで開催された「ニコニコネット超会議 2021」にて初演された『御伽草紙戀姿絵』。初音ミクが初めて悪役に挑んだことでも話題を集めた。源頼光と傾城七綾太夫の戀物語と、土蜘蛛伝説を軸にしながら、頼光の家臣である平井保昌とその弟・袴垂保輔の苦衷の物語などを描く。舞台は洛西の老ノ坂から始まり、クライマックスは清水寺と、ご当地京都を舞台にした、歌舞伎味溢れる作品。