田中哲司、松田龍平に土下座!? 現代演劇の金字塔で男同士の友情描く

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舞台『近松心中物語』の公開ゲネプロが3日、神奈川・KAAT神奈川芸術劇場で行われ、キャストの田中哲司、松田龍平らが参加。あす4日の開幕に向けてコメントを寄せた。
 戦後を代表する劇作家・秋元松代の代表作である本作は、近松門左衛門の「冥途の飛脚」をベースに他作品の要素を加え、近松作品の魅力をふんだんに盛り込んだシンプルで力強い言葉と、故・蜷川幸雄氏の劇的な演出により、観客からの圧倒的支持を得て1000回を超えて上演され、演劇界の金字塔と称された。
 劇中では、真面目な飛脚宿亀屋の養子・忠兵衛(田中哲司)は、新町の遊女・梅川(笹本玲奈)に出会い、互いに一目で恋に落ちる。その後、梅川に、さるお大尽からの身請け話が持ち上がる。金に困った忠兵衛は、幼馴染みの古道具商傘屋の婿養子・与兵衛(松田龍平)に金を借りにいく。与兵衛が快く貸してくれた50両で、梅川の身請けの手付金を払い安堵する忠兵衛と梅川の元に、大尽からの身請けの後金300両が届いてしまう。一方 お人よしで心優しい与兵衛は、与兵衛に恋い焦がれる女房のお亀、舅姑とともに、大店の婿養子として身の置き所のない想いを抱いて暮らしていたのだった。忠兵衛と梅川・与兵衛とお亀。華やかな元禄の世に生きる境遇の違う男女二組、それぞれの恋物語を描く。