「取り調べを拒否します」と書かれたTシャツを容疑者から取り上げる 差し入れた弁護士が大阪府警に着用許可を求める「表現の自由や黙秘権の侵害」

視聴回数3,054,451

※ 視聴回数は1日1回更新されます。
(c) Mainichi Broadcasting System, Inc.

MBSニュース

 逮捕された容疑者が留置場内で「取調べを拒否します」と書かれたTシャツを着て、大阪府警が取り上げていたことがわかりました。
 松本亜土弁護士は12月、保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕され、大阪府警羽曳野署に留置されている容疑者(男・50代)に「私は取調べを拒否します」と書かれたTシャツを差し入れました。容疑者が留置場でジャージの下にTシャツを着ていたところ、署の担当者に取り上げられたということです。
 松本弁護士は「表現の自由や黙秘権の侵害だ」として、大阪府警に着用の許可を求めています。
 大阪府警の留置管理課は取材に対し、「他の被留置人に心理的影響があると判断し、本人に説明したうえで保管した」としています。