【万博】柱を“1本も使わない”パビリオンでは32万個のLEDによる『光のショー』 大坂城の再建時に使用されなかった「残念石」で囲まれた建物は…トイレ!

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MBSニュース

 来年4月の開幕に向けて準備が進む万博会場。12月20日、続々とパビリオンが公開されました。
 (中野広大アナウンサー)「大屋根リングの上にのぼってきました。ここから眺めてみますと、次々にパビリオンができていまして、着々と工事が進んでいるのがよくわかりますね」
 そして12月20日、公開されたのが…
 (中野アナウンサー)「韓国のパビリオンは壁一面巨大なビジョン。ひときわ目をひきますよね」
 韓国の電子機器メーカーLGが手掛けた高さ10m・幅27mのLEDビジョン。期間中は、韓国の伝統文化や有名な観光地などの映像が流れるということです。中では来場者の声をAIで音楽に変換し、オーケストラの演奏を聞いているかのような体験ができたり、環境汚染を解決するテクノロジーなどが展示されたりするということで、内装を含め、来年春の完成を目指しています。
 公開された中には、日本のプロデューサーが手掛けるパビリオンも。『いのち動的平衡館』は、柱を1本も使わずに建てられていて、約32万個ものLEDを使った「光のショー」が見られるといいます。
 さらに、“ある建物”も公開されました。
 (中野アナウンサー)「この大きな石が使われた建物、実はトイレなんです。石の大きさなんですけど、私と比べてもかなり大きい」
 巨大な石の柱に囲まれたトイレ。使われている石は、江戸時代初期に大坂城の再建のために切り出されたものの使われなかった「残念石」と呼ばれるもので、400年の時を経て日の目を見ることになりました。
 (建築家 竹村優里佳さん)「地域の大切な石がここにあるということで、地域の魅力を海外の方に発信することになりますし、未来につないでいければいいんじゃないかなと」
 開幕まであと114日。万博に向けた準備が着々と進んでいます。