掘り出し物を探せ! バイヤーが教える古着の年代判別テクニック【動画ライター】

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朝日新聞社

bouncy / バウンシー

どうも!古着系YouTuberのゆーみん&きうてぃです。
私ゆーみんはYouTube活動と並行して、3年ほど前からオンラインヴィンテージショップ「from_antique」を経営中。
商品の撮影はもちろんのこと、商品の買付も海外で行い、仕入から販売まで自身で運営しております。
今回はそんな古着バイヤーとしての顔もある私が、すぐ使える古着の年代判別テクニックをお教えしていきたいと思います!
タグを見れば早い!
年代判別においてまず見るべきはタグ!
タグさえ残っていれば、年代判別はかなり容易なものになります。
例えばスウェットやパーカーで有名な「Champion(チャンピオン)」。
「C」を模したシンボルが特徴的なブランドですね。
こういった今でも有名かつ昔からポピュラーなブランドは比較的情報がまとまっているため、タグの表記をブラウザで検索すると、すぐに年代判別の結果が出てくると思います。
リバースウィーブの刺繍タグ。これだけで1990年代のものと判別できる。
チャンピオンのみならず、「Nike」や「adidas」などのスポーツウェアを初め、トレンチコートで有名な「Burberry」や英国王室御用達のオイルドジャケットメーカー「Barbour」など伝統的なブランドでも、タグから年代判別が可能です!
またタグに使用されている言語からもどこの国のものかわかるため、どんな言語が使用されているかも注意して見てみてください!
フランス語表記、1910年代のシャツ。1824年創業の今はなきパリの老舗百貨店「Belle Jardiniere」製のもの。
また中には年代がそのまま書かれていることも……!
特に軍のものによく見られ、アメリカ軍なんかは結構年代表記のあるものが多いですね。
1939年製の表記のあるフランス海軍のジャケット。滅多に見つからないスーパーレアな1着。
タグがない場合は?
古着を見ていてたまにあるのが、タグが見当たらない場合。
そういった際には、ボタンかジップが大きなヒントとなってきます!
まずはボタンから。
基本的に大量生産・大量消費型社会になる1940-50年代から現代に至るまで、石油から生まれた合成樹脂であるプラスチックのものが多く見られます。
1990年代イタリア海軍の1本。プラスチックボタンが使用されている。
それより前の1910-40年代前半になってくると、貝殻やガラス、ウッド、ボーン、メタルのものと今はなかなか見られないような素材のものになってきます。
動物の彫られた金属のボタン。これだけで1900-1960年代フランスの狩猟用の1着であったことが判別できる。
そして次はジップ!
ないものもあったりしますが、あると年代判別に非常に助かります……!
現代でも使用されている「YKK」や「TALON」などは、今皆さんが着用されている服にも見られるものになります。
現代のYKKジップ。おおよそ1980年代から全世界的に広く使われるようになった。
しかし中には非常に古いものなんかも……
特に昔のレザージャケットに付属していた特殊なジップなどは、ジップ単体だけでも高値で取引されるものも、あったりします!
1950年代フランス軍のもの。特定のアイテムにしか付属していない、希少なジップ。
これらのことを踏まえてこちらの1着を見てみましょう。
ジップは見当たらず、うっすらと見えるタグの表記はおそらく英語、ボタンはガラスボタン、そしてパックマンみたいなマークに41の数字……
こちらを調べると、1941年から1950年のイギリスにおいて、第二次世界大戦中の物資規制の下で生産された「CC41」というアイテムということがわかります!
インターネット普及前は情報が少なく、想像して判別していくだけだったので、今は本当に良い時代になりました……!
年代判別でもっと楽しい古着ライフを!
今回の年代判別編、いかがでしたでしょうか。
お教えした年代判別方法は、ただ単に年代や生産国をただ知ることができるだけではありません。
生まれたであろう年代、国などのバックグラウンドを意識、想像することでよりその1着を深く知ることができ、さまざまな角度で楽しめるようになります!