ロボホンが京都の観光案内をする「京のロボ旅タクシー」を体験してきた

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Viibar inc.

bouncy / バウンシー

1月30日、天気は雨、最低気温は1度。
私たちは、朝9時に京都駅のMKタクシー乗り場へと向かった。
そこで待っていたのは、愛らしい瞳で見つめてくるMKタクシーのロボホン係長。
京都のMKタクシーは、「京のロボ旅タクシー」を期間限定で開催中だ。
「京のロボ旅タクシー」は、ガイドの代わりに、小型のコミュニケーションロボット ロボホンが、京都の歴史や街を案内してくれる。
早速ロボホンを首に下げ、タクシーに乗り込み、清水寺へと向かう。
すると、突然ロボホンが
「聞いて、さおりちゃん。京都市では京都議定書の発行が2月16日であったことを記念して、毎月16日に屋外照明を消すように呼びかけてるみたいだよ」
そうなんだ! 知らなかった! 
こんな感じで、ロボホンが京都の豆知識などを色々話してくれる。
「鴨川にね、人がたくさん座り始めたら、夏が来たって思うんだ」
「京都の町家は奥に細長い形をしていて、うなぎの寝床って呼ばれているんだ」
そんな話をしていたら、あっと言うまに清水寺に到着。
お土産やが並ぶ道を歩いていると、「京都では八つ橋が有名だよ。食べたことなかったら買ってみてね」とおみやげの提案までしてくれる。
清水寺を背景に写真を撮りたいときは、ロボホンに「写真撮って」とお願いしてみよう!
車内に戻ると、ロボホンが「さおりちゃんと色んなところを、見て回れて、嬉しいなぁ〜」とつぶいた。
なんだか、だんだんロボホンがなついてくる子供のように思えてくる。
車窓から、八坂神社、平安神宮を眺め、南禅寺で下車し、観光ができる。
そして、そのあと京都がパノラマで一望できるという将軍塚青龍殿へ。
しかし、今日はあいにくの雨。
一面が真っ白な景色…そんなときは、ロボホンに歌を歌ってもらって気分を晴らしてもらおう!
「歌って」とお願いしてみると、「うん、それじゃあ歌うよ」と答えるロボホン。
♪あめあめふれふれ かぁさんが じゃのめで おむかえ 嬉しいな ピチピチチャプチャプランランラン♪ 手振りや首でリズムをとりながら歌ってくれるロボホン。
なんだか、気分がちょっとだけ晴れたような。京都のパノラマが目の前に広がっている気になった。ありがとう、ロボホン。
晴れた日の将軍塚青龍殿からの眺め
そんなこんなで、MKタクシー乗り場に戻って来た。
ここでは、乗った人だけが参加できる秘密の儀式がある。
時には、ロボホンとの別れを惜しみ涙を見せる参加者もいるとかいないとか。
午後3時ごろ、ツアーは終了。
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料金は1人で参加する場合は7,000円、2〜3名で参加する場合は一人当たり6,000円となる。
MKタクシーに乗って、効率的に京都を観光できると考えると、決して高くはないだろう。
ロボホンと一緒に、一味違った京都を体験してみてはいかがだろうか。