野菜嫌いを克服する「AI(愛)のプリン」、NECとカゴメが考案

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朝日新聞社

bouncy / バウンシー

「AI(愛)のプリン」は、AIの分析によって野菜と相性の良い食材をつかって作られたプリンだ。NECが、カゴメとプリン職人である所浩史さんの協力を得て開発したもの。
ほうれん草やにんじんなど子供が苦手そうな野菜が、プリンに大変身。子供だけでなく、誰でもおいしく食べられるという。
プリンは全部で6種類で、1つ税込み500円。2022年9月1日からプルシックのオンラインストア、9月2日からは店舗にて順次販売予定だ。(プルシックは、所さんがオーナーを務める岐阜のお菓子屋さん)
2種類ずつ販売され、9・10 月は 「とうもろこしとヨーグルト」「トマトとクリームチーズ」 、11・12月は「かぼちゃとレーズン」「にんじんと白ワイン」、1・2 月 は「ほうれんそうとココナッツ」「じゃがいもととうふ」となっている。
相性の良い素材が野菜のおいしさを引き立てる
今回の取組みは、カゴメの野菜摂取推進活動「野菜をとろうキャンペーン」の一環。子供を対象とした野菜に関する調査を元に、21種類の苦手な野菜が選ばれた。
NECではこの苦手な野菜データと、レシピ情報を組み合わせ、同社のAI技術を使って苦手な野菜と相性の良い食材を導きだした。
プリンと言えば、多くの人に愛されるデザートだ。「AI(愛)のプリン」のレシピ考案には、プリン職人として知られる所浩史シェフが協力。一般投票などを経て、最終的に6種類の「AI(愛)のプリン」が生まれた。
考案されたプリンには、にんじんをオレンジで香りづけしたり、ほうれんそうをココナッツでまろやかにしたり、野菜を美味しく引き立てる工夫がたくさん。隠し味にマヨネーズやカレーを使っているものなど、自由な発想がおもしろい。もちろん、子供だけでなく大人が食べても満足できそうな仕上がりだ。
各レシピはWebサイトにて無償で公開。ほか、100通りのレシピも掲載され、自宅でも作れるようになっている。野菜嫌いの子供に悩んでいる人や、食育を考えている人などにとってありがたいはずだ。子供がある程度大きいなら、一緒に調理するのもアリだろう。勉強になるし、親子のコミュニケーションも活性化できそうだ。
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野菜嫌いの克服が、美味しくて楽しそうなイベントになりそう!