新型ジンバルカメラ「DJI Pocket 2」登場、Osmo Pocketユーザーが使ってみた

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朝日新聞社

bouncy / バウンシー

折りたたみ式のスマホジンバル「OM 4」や、プロ向け手持ちジンバル「Ronin」シリーズから一眼レフ用「RS 2」、ミラーレス用「RSC 2」と、新製品ラッシュが止まらないDJI。さらに、ポケットサイズのジンバルカメラ「Osmo Pocket」の後継機となる「Pocket 2」がリリースされました。
前モデルのOsmo Pocketを壊れるまで使い倒した筆者が、製品名を一新した最新の小型ジンバルカメラ、何がどう変わったのかを事前に借りてお伝えします!
本体の撮影性能が向上
「Pocket 2」は、Osmo Pocketに比べて本体サイズはほんの少し大きくなったものの、片手で持った感じはほとんど変わらず。 電源ボタンの位置が正面から右側面になったので、Osmo Pocketを使っていた人は慣れるまでめっちゃ押し間違えます(経験談)
最大4K 60fpsで撮影できるのはOsmo Pocketと同じですが、高速フォーカスに対応し、Osmo Pocketより素早く被写体にピントを合わせられます。
物理的にブレを制御するジンバルの性能は健在で、Pocket 2を持って走ってみたところ、走っているのかわからないほど手ブレを軽減しました。
さらに光学ズームと電子ズームを組み合わせて、動画で4倍、静止画で8倍までズームできるようになりました。Osmo Pocketではズーム機能がなかったので、うれしいアップデートですね。
純正アクセサリーの充実度がすごい!
今回の一番の驚きは、なんといっても同梱の純正アクセサリーでした。 Osmo Pocketではサードパーティ製のアクセサリーをいかに組み合わせるかが使い勝手に影響していましたが、必要なものをまるっと一式セットで用意してくれるとは……。
Pocket 2はポケットサイズで便利な反面、Osmo Pocketと同じく小さなタッチ画面でズームしたり、カメラを動かしたりするのはけっこう大変です。しかし「ミニ操作スティック」を装着すればレバー&ボタンであれこれ操作でき、新機能のズームもレバー操作できます。
Osmo Pocketでも別売りで同様のパーツとして「コントローラーホイール」が販売されていましたが、Pocket 2の「ミニ操作スティック」は単品にも同梱するのがうれしいですね。
Pocket 2は底部が着脱可能になり、シーンに応じて複数のパーツを付け替えられるようになりました。1/4インチねじ穴を持つ「三脚マウント」のパーツをはめれば、本体を直接三脚に固定できます。Osmo Pocketではサードパーティ製のマウントを使うしか方法がなかったので、地味に必須な進化ですよね。
マグネット式の広角レンズも登場。本体のレンズは20mmで、広角レンズで16mmになります。そもそも本体のレンズが20mmと広角なので、撮り比べるとわずかな変化でしたが、撮影の幅は広がります。
筆者はOsmo Pocket用にサードパーティ製の広角レンズをAmazonで手に入れましたが、マグネットが弱く、装着した状態で起動すると、起動時のジンバルの動きで吹っ飛んでしまう悲しいやつでした。純正のマグネットなら外れる心配はありません。
純正ならではのアクセサリーが「Do-It-Allハンドル」。装着するとめちゃ長くなるのでビジュアル的には減点ですが……
Wi-Fi&Bluetooth接続を可能にするパーツで、アダプタなしでスマホにプレビュー画面を飛ばせるようになりました。Osmo Pocketでスマホのプレビューを見るには本体にLightningかUSB-Cのアダプタを装着しての有線接続だったので、ポケットサイズの良さが失われていましたが、ワイヤレスプレビューはとってもスマートですね。
ちなみに、ワイヤレスプレビューをオンにした状態でカメラをスマホに向けると、合わせ鏡のような不思議な画面を作り出して遊ぶこともできます。(撮影には役に立ちませんw)