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「文脈や行間を読みとることができない人」発達障害の人たちへの心構えや対処法【心と行動がよくわかる 図解 発達障害の話】

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 日本語の日常会話では、「あれ持ってきて」「ちょっと待って」など、あいまいな表現が非常に多く使われます。定型発達の人は、全体の話の流れや相手の表情や言い方、周囲の状況などから、そうしたあいまいな表現が何をさしているのか、何を意味しているのかを理解することができます。
 たとえば、「“あれ”はあの書類のことだな」とか「“ちょっと”なら3分くらいかな」といったように、いわゆる「文脈」や「行間」を読んで判断することができるわけです。
 ところが、言葉の意味をそのまま受けとる特性を持つ「自閉スペクトラム症(ASD)」の人は、文脈や行間が読みとれないため、指示代名詞やあいまいな表現が理解できないことが多々あるのです。
 そのため、「あれ」と言われても何をさしているのかがわかりませんし、「ちょっと」と言われても、それが何分くらいなのかがわかりません。そのため、具体的に何をしたらいいのかがわからず、行動に移すことができません。その結果、「鈍い」「勘が悪い」といった評価をされてしまいがちです。
 しかし、当の本人もあいまいな表現に困惑していて、言われていることがわからないので苦痛に感じているのです。そこで、こうした特性の人と話す際は、あいまいな表現や指示代名詞はできる限り使わないようにしたうえで、主語・述語・目的語を省略せず、かつ具体的でわかりやすい表現を使うように心がけましょう。
【出典】『心と行動がよくわかる 図解 発達障害の話』
監修 : 湯汲英史