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※ 視聴回数は1日1回更新されます。俳優の窪塚洋介(43)が10日、都内で行われた映画『Sin Clock』初日舞台あいさつに登壇した。18年ぶり邦画長編単独主演作への思いを語った。
今作は、どん底の人生を生きるタクシードライバーたちが思いもよらぬ偶然の連鎖に導かれ、幻の絵画をめぐるたった一夜の人生逆転計画へ挑むスリリングで予想不能な犯罪活劇となっている。
窪塚は、家庭・社会に居場所がないタクシードライバー・高木シンジを演じた。役を演じるにあたり「シンジのくすんでいる感じは、自分がしんどかったときの気持ちを思い出してやった」という。「マンションから落っこちて。派手に復活できたら良かったんですけど、地味な作業だった」と自らの人生を振り返り「やるせなさだったり、自身のなさが(シンジ)を演じるのにすごく役立って。土の中に埋めてみないようにしていた感情も芸の肥やしになるんだなと思いました」と語った。
ただならぬ思いで撮影に臨んだが「18年ぶり(邦画長編単独主演)だけど撮影中には感じなかった」とあっけらかん。「すてきなキャストやスタッフ、監督のみんなで一丸となって作ったので(18年ぶりだと)思う隙(すき)もなかった」とし「宙ぶらりんな淀んだ空気をまとっているシンジを、葵揚演じる(坂口)キョウと坂口(涼太郎)くん演じる(番場)ダイゴが隣にいてくれたので芝居がしやすかった」と感謝を伝えた。