伊藤沙莉&吉岡里帆、女優賞W受賞に感動「泣きそう…」20歳当時の思い出を明かす

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俳優の俳優の伊藤沙莉(28)、吉岡里帆(29)が『第45回山路ふみ子映画賞』で女優賞を受賞。11月25日、都内で行われた贈呈式に参加した。
 伊藤は『ちょっと思い出しただけ』に主演したほか、『月の満ち欠け』(12月2日公開)にも出演。吉岡は『ハケンアニメ!』に主演したほか、沖縄戦を題材にした『島守の塔』も公開された。
 壇上でのスピーチの終盤に、伊藤は「ちなみになんですけど、20歳の時に映画でご一緒させていただいた吉岡里帆ちゃんと、こういった賞を受賞できて、とってもうれしいです。おめでとうございます」と祝福していた。
 一方の吉岡は「伊藤沙莉ちゃんが話をしてくれて、思い出して一瞬、泣きそうになっちゃったんですけど…。本当に20歳ぐらいの時に一瞬にワークショップを受けて、同じホテルに寝泊まりしていた。懐かしいな、すごく時間が経ったんだな、というのを感じつつ長い間、お仕事をさせていただいていると、こうして縁が広がる」としみじみ。「自分が思っている以上にスピードが早くて。映画に出させていただいたことで人と出会い、予期もしなかった縁ができたり、いつも背中を押してもらっているなと感じています」と感慨深げに口にした。最後は隣同士に座ると笑顔で、ほほえみ合っていた。
 同賞は、山路ふみ子文化財団が「映画人の育成、功績を称える」ことを目的として1977年より授与を開始。近年では『すばらしき世界』(21年、西川美和監督)や『蜜蜂と遠雷』(20年、石川慶監督)が日本アカデミー賞の各部門で優秀賞を受賞、『寝ても覚めても』(18年、濱口竜介監督)がカンヌ国際映画祭のコンペティション部門へ正式出品されるなど、その年を代表する作品が受賞している。今年度の各映画賞での評価にも影響を与えそうだ。
 なお、今回の作品賞にあたる山路ふみ子映画賞は田中裕子が主演する映画『千夜、一夜』の久保田直監督が受賞した。
■「第45回山路ふみ子映画賞」受賞者
山路ふみ子映画賞:久保田直
山路ふみ子映画功労賞(第44回):香川京子
山路ふみ子福祉賞(第36回):平塚千穂子
山路ふみ子文化賞(第37回):湯浅政明
山路ふみ子女優賞(第35回):伊藤沙莉、吉岡里帆
山路ふみ子新人女優賞(第33回):嵐莉菜
山路ふみ子文化財団特別賞(第36回):近藤明男
受賞記念上映映画:久保田直監督作品『千夜、一夜』