安彦良和監督、“最後のガンダム”発言への思い明かす

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声優の古谷徹、武内駿輔、古川登志夫、潘めぐみ、成田剣、廣原ふう、安彦良和監督が18日、都内で行われた『ガンダム』シリーズの最新作となる映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』(6月3日公開)の完成披露舞台あいさつ・最速上映イベントに参加した。
1979年に放送された『機動戦士ガンダム』の第15話「ククルス・ドアンの島」。放送以来、劇場版3部作でも描かれることがなかった異彩を放つ第15話は、今も伝説のエピソードと呼ばれている。このエピソードが、ガンダムとアムロの物語『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙』の劇場公開から40年の時を経て、待望の映画化されたのが本作となる。
以前から本作について「これで最後かもしれない」と発言してきた安彦監督。その真意について「『最後』ということを僕がイベントで言った。『最後なのか』と、よく聞かれます。これは最後、最後と言ってお客さんを呼ぼうという魂胆はございませんから」とにっこり。続けて「ご覧の通り、僕も年ですから。アニメを作るのは非常にしんどいことで数年がかかる。この『ククルス・ドアンの島』も前社長、現社長がいるところで提案して、OKをいただいたのが19年の4月です。もう3年経っている」と話す。
そのため「年ですから最後だろう、という話は自然に出てくる。『機動戦士ガンダム』に関しては思い残すことはない、というのは本音です」と改めて口にしていた。一方で「このまま年を取らなかったから気が変わるかも。年だけは勝てないけど、年寄りが元気なんですよ。僕よりも年寄りの富野由悠季も元気で(笑)。国から大きな賞をいただいて、ますます元気。だから何が起こるかわからない」と含みも持たせていた。