15日、佐賀県の山口知事は、陸上自衛隊佐賀駐屯地にオスプレイが配備されて以降、初めての定例記者会見を行いました。
会見で、「オスプレイの運用は始まったばかりで、まだ訓練も開始されていないので、今のところは問題なく時が過ぎ去っている状況」と話す山口知事。
オスプレイは、今月9日に佐賀空港に開設した陸上自衛隊・佐賀駐屯地に、8月中旬までに17機が配備される予定で、15日時点で6機の移駐が完了しています。
山口知事は、残り11機の飛来時期は県は把握しておらず、具体的な訓練内容は今後、自衛隊側と協議しながら丁寧に進めていくとしています。
また、災害時のオスプレイによる支援活動について、具体的な話は未定ながら、防衛省と協議していく考えを示しました。
一方、オスプレイの安全性や騒音など、市民生活への影響については不安が払拭されておらず、県や佐賀市に相談が複数件、寄せられているということです。