“女性問題”発端に議会解散 岸和田市長の会見に同席した妻「変わらず大事な家族の一員」 市議からは解散に怒り噴出「逆ギレだ」「理解できない」

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 女性問題をめぐり市議会で不信任決議案が可決された大阪府岸和田市の永野耕平市長(46)。12月24日に議会を解散し、午後には妻同席で会見を行いました。
 (岸和田市 永野耕平市長)「不信任決議の内容について全く理解できない。不信任決議に大義がないと感じています」
 不信任決議に不満を漏らした大阪府岸和田市の永野市長。24日に議会を解散しました。
 永野市長をめぐっては、女性から性的行為を強要されたなどとして訴えを起こされ、今年11月、解決金500万円を支払うことなどで和解が成立。12月6日、永野市長は「女性と不倫関係にあった」と認めつつも性加害は否定し、市長を続ける意向を示していました。
 しかし、市議などからは辞職を求める声が相次ぎ、議会の閉会日となる12月20日、永野市長に対する不信任案が出されました。
 不信任案に反対する議員へ市民からの怒号が飛ぶ中、不信任案は賛成多数で可決されました。辞職か失職か、もしくは議会の解散か、動向が注目されていましたが、永野市長が選んだのは議会の解散でした。
 (永野耕平市長)「(不信任決議の)決議文の中に、例えば、説明責任を果たしていないとあった。しかし私は相手方と話し合って秘匿してほしいということ以外についてはしっかりと説明責任を果たしてきたと思っています」
 「私の生活上の失態が招いたこと、もともとは。ですけれども、これをどう扱うかは市会議員の資質に関わることだと思います。このことをもって不信任決議にまでしてしまったこと、その市議のみなさんの判断が正しいかどうかという視点で有権者のみなさんに考えていただいてもいいんじゃないですかね」
 そして、会見が始まって1時間、登場したのは永野市長の妻でした。夫である永野市長について…
 (永野市長の妻)「変わらず、大事な家族の一員です」
 (永野市長)「許してもらっているわけではないです。許してもらってると思ってません」
 一方、岸和田市議は、議会の解散について次のように述べました。
 (大阪維新の会 倉田賢一郎市議)「今回の問題は市長の問題なので、議会が解散されたこと自体は理解できない。しっかりと責任を取っていただきたいという思いです」
 (高比良正明市議)「永野氏の逆ギレだと考えています。自分の考えだけで岸和田市を引っ張っていくやり方は間違っていると、これまでも指摘してきました」
 岸和田市議選は来年2月2日に投開票されることが決まりました。