エコと笑顔を守る!洗って何度でも使える透明マスク「seeus95」

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朝日新聞社

bouncy / バウンシー

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、問題が深刻化している「コロナゴミ」。除菌ティッシュや使い捨てマスクなどが、世界各地の海で大量に発見されている。
そんな状況の下、アメリカの企業が開発したのがシリコン素材の透明マスク「seeus95」。このマスク最大のメリットは、シリコン製なので洗って何度でも使える点だ。
使い捨てマスクのように一回きりで捨てるものではなく、何度でも洗って使える。消費者にとっては、マスクを何度も購入する必要がない。環境に優しい点が評価され、世界中から支持を得ているという。
香港の自然保護団体「オーシャンズアジア」は、プラスチックでできているマスクが海へ漂流すると、生態系に以下のことを及ぼす影響があると述べている。
動物がプラスチックを食べ物と間違えると、プラスチックが胃を満たし、食物摂取量が減るため、動物が飢え死んでしまいます。
海洋に漂流したプラスチックは、毒素と有機汚染物質を吸着します。つまり、汚染物質の粒子が毒性フィルムとしてプラスチックの表面に付着するのです。その結果、プラスチックを摂取した海洋動物も毒を体に含んでしまう可能性があります。
出典:プラスチック汚染|オーシャンズアジア
2020年現在の日本の人口は1億2593万人。一人一人が一日に一つずつ使い捨てマスクを使ったら、どれだけのマスクがゴミとして排出されることになるか。世界の人口は77億人とも言われるが、世界中が同じように「コロナゴごみ」を出したらどうなるだろう?
seeus95は、そのような恐ろしい現実から未来を守るための「近道」と言えるかもしれない。
透明マスクは聴覚障害者の味方
布製マスクの欠点と言えば、真っ先に思いつくのが「表情がわからない」こと。
食事時以外の日常会話や仕事でも、表情がわからないと意思疎通がしにくいと感じるはずだ。
だが、表情がわからないことで一番苦労するのは、聴覚障がい者だ。
手話や筆談など、対話する方法は他にもあるにはある。しかし、買い物や病院に行くときなどは、お店の従業員も看護師も必ずマスクを着用しているため、口の動きを読むことができず、コミュニケーションをとても難しくさせてしまっているのだ。
seeus95は、そんな聴覚障がい者の心強い味方だ。このような障がい者への配慮も、支持をされる理由の一つなのだろう。
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環境にも、障がいを持つ人にもにも優しいマスク。seeus95は、優しさの塊でできたマスクであることには、間違いないだろう。
聴覚障がい者が生きにくくなってしまった今、seeus95のようなプロダクトが、近い将来増えていくことを願っている。

seeus95