2024年2月の星空情報(明けの明星も見納め/月と木星/淡い冬の天の川/暦と天文の深い関係/2月の月の暦)

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国立天文台

2024年2月の星空情報です。立春を迎えてそろそろ次の季節を感じる頃ですが、夜空では今しばらく冬の星座が主役を占めています。
「明けの明星」として輝いてきた金星ですが、日に日に高度が低くなっています。夜明けの空を彩る、細い有明の月との共演も、今シーズンは見納めです。
宵の空では、引き続き明るい木星が目を引きます。15日に月と接近して見えます。
冬の夜空の目印「冬の大三角」。その中を貫く冬の天の川は、夏の天の川に比べて淡く見えます。天の川銀河の中心とは反対の、星の少ない方向を見ているのです。
[参考] 新・銀河系平面図
https://alma-telescope.jp/mediatype/picture#galaxy-image
2024年は、2月が平年より1日多い、閏(うるう)年。2025年の「暦要項(れきようこう)」も発表され、暦と天文の関係を感じる2月です。
○2月の月の暦
3日:下弦 10日:新月 17日:上弦 24日:満月