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※ 視聴回数は1日1回更新されます。 きのう22日、5人組アカペラグループ・RAG FAIRの脱退と政界進出を報告していた奥村政佳氏(41)が23日、都内で会見を行い、今夏に行われる参院議員選挙の比例区で立憲民主党公認で出馬することを表明。自身も保育の現場に携わったことから「傍観者ではなく、自分が動くことで変えて行こう」と意気込みを語った。
今回の立候補で目指すことには「保育士不足を解消したい」「保育士の地位を高め、質と待遇を高めていく」「保育士目線の声を政治の世界に届けたい」の3本を掲げた。「音楽活動と並行しながら、保育所で8年間務めてまいりました」と話し「シフトを組むのも一苦労で、研修に行きたくても送り出すことができない。保育に思いはあるのに、労働環境のせいで高い離職率がある。起きている時間をほどんど保育所で過ごす子どももいる中で、保育士の処遇改善、地位の向上が必要」と現場で体験した声をあげた。
また“保育士目線の声を政治の世界に届けたい”が一番の思いとし「現場の声がなかなか届いていないと思う。保育士と政治家をつなげ、保育士の目線から改善を図りたい。パパママも大変ですが、保育士の笑顔は子どもの笑顔でもあります。奥村政佳の次の挑戦を応援してください」と訴えた。
脱退について、ほかのメンバーとは「何回も話し合って決意を尊重して送り出してくれました」と感謝。「家族も応援してくれているので、頑張っていこうと思います」と決意を新たに。同党からの立候補については「枝野(幸男)代表のパワーを感じました」とし「政策を拝見する中で、保育の質について言及していました。その問題はとても大きいと思っていたので、この党に決めました」と話していた。
奥村氏は、2002年に筑波大学を卒業後、17年には横浜国立大学大学院教育学研究科で修士号を取得。保育士・幼稚園教諭、防災士、95年には高校3年生で当時史上最年少で気象予報士の資格を取得した。フジテレビ系で放送されていたバラエティ番組『力の限りゴーゴゴー!!』の人気企画『ハモネプリーグ』で話題を集め、同グループのメンバーとしてメジャーデビュー。02年の『第53回NHK紅白歌合戦』に出場し、日本武道館でのライブも行うなど、精力的に活動していた。
なお奥村氏は、RAG FAIR脱退後もワタナベエンターテインメントには所属を続け「2001年からずっとお世話になっていることもありました。両立は難しいと思うので、文化人の枠として、これからもお世話になる予定です」と説明した。