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※ 視聴回数は1日1回更新されます。俳優の阿部サダヲ(52)、本木克英監督(59)が27日、東京・丸の内ピカデリーで行われた映画『シャイロックの子供たち』大ヒット舞台あいさつに登場。阿部は、かつて東京・秋葉原で店員として働いていたが、1年でクビになったことを明かした。
原作は、累計発行部数60万部を突破した池井戸潤氏の同名小説(文春文庫)。“メガバンクから10億円が消える”という衝撃的な事件をきっかけに、事件の真相と登場人物たちの思惑や欲望、それぞれが隠し持つ“裏の顔”に、阿部演じるベテランお客様係の西木雅博が徐々に迫っていく様が描かれる。
この日は、開場時に来場者へのサプライズとして、本作の役柄“ベテランお客様係・西木雅博”に扮した阿部が、丸の内ピカデリーの支配人と共に、劇場入り口に立って出迎えた。
舞台あいさつになると、阿部は「久しぶりに『いらっしゃませ』って接客した」と話し、「秋葉原の電気街で、一年くらいでクビになるサラリーマンをやっていた」と告白。なぜクビになったのか聞かれると「本当に接客しないから。ファクシミリ担当だったんですが、売り場にいないで、倉庫にいるおじさんとずっとしゃべってたんです。そしたら呼び出されてここに辞表の書き方があるから、この通り書いてねと言われて」と打ち明け、「でもその人のおかげでいここに立てているので感謝している」と本音を語った。
ザワつく来場者たちに「なんかかわいそうな人みたいと思われてますね(笑)。仕事には合う合わないってありますからね」と苦笑いだった。
そんな阿部に本木監督は、「阿部さんはリアルな出世しきれないサラリーマンのイメージ。やる気があるのかないのか、つかみどころのない人。こういう人はどこにでもいそうだなと思って演技を拝見していました」と印象を明かしていた。