道路30メートルにわたって陥没、建物傾く 広島市が下水道工事中

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26日午前9時半ごろ、広島市西区福島町2丁目の交差点で「道路が陥没した。建物が傾いて住民が外に出られない」と警察から市消防局に通報があった。
 市消防局によると、周辺の道路が長さ約30メートル、幅約30メートル、深さ約1メートルにわたって陥没し、周辺の市営住宅や事業所が傾いているという。住民の中には、建物が傾いた影響で、一時、外に出られなくなった人もいた。けが人は確認されていない。
 市水道局によると、現場周辺では地下に下水道のトンネルをつくる工事だった。午前8時50分ごろ、工事中の作業員から水道局に「異常な出水がある」と連絡があった。水はすでに止まったという。市は工事が道路陥没に影響した可能性があるとみて、調査している。