明治生まれの鉄道貨車、ファンの寄付で令和に復元

朝日新聞社

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造られたのは125年前の明治時代半ば、日露戦争が起きる前。そんなころ、蒸気機関車に引かれ、走っていた貨車を、三重県いなべ市の貨物鉄道博物館が復元させ、展示している。鉄道ファン349人から寄付金が集まったものの、コロナ禍に加え、寄付金をも上回る物価高で復元費用がかさむなど苦労を重ねたうえ、完成にこぎつけた。関係者は、「間近で見て、1世紀以上前の貨物輸送の様子を思い浮かべてもらえれば」と話している。