古来のたたら製鉄、11回目の挑戦

朝日新聞社

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砂鉄と木炭から鉄をつくる日本古来の技法が「たたら製鉄」だ。1千年前、福島県浜通りに数多くあった製鉄炉を使った製鉄の復元をめざしている研究者たちが昨年、目前まで近づいた。11回目の挑戦となる今年の出来は。
煙突のような高さ約2メートルの「竪形炉(たてがたろ)」をつくり、上から砂鉄と炭を入れる。炉内に空気を送り込んで温度を上げて砂鉄を溶かし、炭素と組み合わせることで鉄を生み出す仕組みだ。