ピッチ見下ろし「シャーッ」 長崎の新スタジアムで「国内初」の滑空

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JR長崎駅近くに14日開業する大型複合施設「長崎スタジアムシティ」(長崎市幸町)に、注目を浴びそうな設備がある。サッカー専用スタジアムの上を滑空できる「ジップライン」。オフィス棟屋上(高さ約60メートル)から、ショッピングモール屋上(同約40メートル)まで張られた258メートルのワイヤにつりさがり、ピッチを見下ろしながら滑り降りる。
 滑空時間は20秒あまり。利用者の制限体重は40~110キロ。ぶら下がった状態か、うつぶせになった状態で飛行できる。飛びながら、観光名所・稲佐山や長崎港などを一望する絶景も楽しめる。
 施設を手がけた通販大手ジャパネットグループが、会議で出た社員のアイデアを「やれることならなんでもやろう」と採用した。ビルとビルを結ぶジップラインは「国内初」という。試合中など下に人がいる時や悪天候時は営業しない方針という。
 報道機関向けの試乗会が1日にあり、高い所はそう得意ではない記者も体験した。
 出発地点がビルの内側寄りにあるため、出発前の怖さは少し和らいだ。360度をぐるりと撮影できるカメラを腕につけてもらう。営業が始まれば1500円で借り受けられ、撮れた動画ももらえる。滑空自体の料金は1回2500円という。
 シャーッという音を響かせて飛び始めると、爽快な海風や絶景に心を奪われ、思わず「気持ちいい!」とつぶやいていた。