ヒズボラの攻撃に備えイスラエルの病院が地下駐車場を巨大病棟に転用

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イスラエルとレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの軍事衝突が激化している。レバノンに隣接するイスラエル北部では約6万人の住民が避難するなか、地域医療を担う地元の病院では、多くの負傷者が出た場合に備え、異例の対策を講じている。
 ワンフロア約2万平方メートルの地下駐車場の駐車スペースには、ベッドや医療器具が並べられていた。
 だが、患者はいない。
 コンクリートに囲まれた広大な空間は異様な静けさに包まれており、ある種の「要塞(ようさい)」を連想させる。
 8月末、イスラエル北部の国内第3の都市ハイファにある病院「ランバム医療センター」の地下駐車場を訪れると、2千床以上を収容する巨大な地下病棟へと姿を変えていた。