北海道で乱開発される小型風力発電 地域に利益ない「外来型開発」

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風に恵まれている北海道は「小型風力発電」の集積地だ。道内の稼働数は800基(2023年末時点)と全国で最も多い。風車の直径が16メートル以下、出力20キロワット未満の「小型」は「地産地消」の分散型電源と期待されるが、喜んでばかりもいられない。環境アセスメントが不要のうえ、手軽に設置できる点などから、様々な問題が生じているのだ。