「年間8万円」節約できるゴミ箱のヒミツ

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日テレNEWS24

約3万円するゴミ箱が、発売から半年で6500台を売り上げました。ヒットの秘密は“圧縮”です。ゴミ箱を変えただけで8万円節約できるヒミツを探ります。
節約を可能にしたのは、圧縮機能付きのゴミ箱です。手前のレバーを持ち上げ、手動で圧縮します。ゴミ袋ごと圧縮するので、破けにくい設計です。最大90リットル分の家庭ゴミを、30リットルの容量に収納できるといいます。
都内の幼稚園では、これまで週に10袋ほどゴミを出していましたが、圧縮専用のゴミ箱を使用してから半分近くに減少しました。年間で8万円以上も浮く計算になります。東京23区では去年10月に、事業系ゴミの処理手数料が値上がりしたばかり。ゴミ袋(45リットル)1枚あたり342円かかります。
工作で残った空き箱や園庭の木の枝まで、幼稚園から出るゴミは様々です。幼稚園の教諭はこう話します。
「子どもたちの教材とか環境に使いたいので、ゴミとかの経費はけずりたい」
さらに、このゴミ箱を使用している美容室では、切った髪の毛を圧縮していました。店員によると、髪の毛は軽く空気が入ったようになるので、圧縮しがいがあるとのこと。
商業ビルの9階にあるこの美容室には、別のメリットもありました。
「ゴミの捨てる場所が決まっていて、ここは地下2階にあるんですよね。行ったり来たりが時間かかってしまうので」
ゴミ出しの手間が約半分に減少。従業員の無駄な労働時間を省けたといいます。
元々は、一般家庭用に開発された圧縮ゴミ箱。約3万円とゴミ箱としては高額にもかかわらず、販売開始半年で6500台を売り上げました。このゴミ箱を販売している“Joseph Joseph”の安藤さんはこう話します。
「使う量を減らすってなかなか難しい。出たものを小さくすることは、環境への貢献も大きいのではないかと思う」