必見!Cygamesのオフィスにはゲームで世界と戦う環境がそろっていた!【OFFICE GO】

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朝日新聞社

bouncy / バウンシー

Cygamesと言えば「グランブルーファンタジー」「Shadowverse」「プリンセスコネクト!Re:Dive」など、数々の有名タイトルを手がけているゲーム会社。
サイゲといえばスマホゲー、スマホゲーといえばサイゲといってもいいぐらいに、スマホゲー界隈で一大勢力を築いているのです。
そのCygamesが、なんと家庭用ゲーム機にも領土を広げつつあるのをご存知だっただろうか。しかも、ただの作品ではなく、世界を狙ったクオリティのゲームを開発しようとしているのだ。
はたしてスマホが主戦場だった会社に、AAAクオリティの家庭用ゲームを作れるのか?と半信半疑。
そこで、実際どんな環境でゲームを制作しているのか、オフィスを取材してきました。
渋谷は、道玄坂を超えた旧山手通り近くにオフィスを構えているCygames。
渋谷にそびえるタワーオフィスにこんなスタジオがあるなんて!
16m×9mの広大なキャプチャーエリアを持つスタジオ
物体の動きをスキャンして、映画やゲームのキャラクターに生き物らしい動きを与えてくれる「モーションキャプチャー」。
Cygamesのスタジオにはなんと、ビル内にもかかわらず、16m×9mの広大なエリアを72台のカメラで撮影できるモーションキャプチャースタジオが!
編集部員もキャプチャー用のスーツに着替えた。さらに53個のマーカーを装着して、人生一回あるかないかのモーションキャプチャーに挑戦。
そのキレイな顔をフッ(ry
完全に動きが女性のマッチョなキャラクターが誕生。
人以外にアイテム等もマーカーをつければ、その動きをしっかり認識してくれる。また、背景のモデルデータを合わせて撮影すれば、実際のゲームでの見え方を確認しながら撮影することもできる。
222台のカメラが3Dモデリングを圧倒的に簡略化
さらに、オフィス内には合計222台のカメラ(CANON EOS Kiss X8i )を360度に配置した3Dスキャンスタジオも。
従来、3Dモデリングといえば3DCGソフトでこつこつとモデリングしていく必要があったが…。
22台のストロボに加えて、カメラ164台が体を、58台が顔(内2台はサムネ用)を様々な角度から撮影し、その画像を解析することで、高精細な3Dモデルになる。
「フォトグラメトリ」といわれる技術で、うまく解析できなかった部分をサッと修正するだけで完成してしまうのだ。
生放送もできる録音スタジオまで用意
3Dモデルもキャプチャーに加えて、録音スタジオもビルの中に存在する。階を移動するだけで、できてしまうわけだ。
この録音スタジオ、ほぼ毎日稼働しておりCygamesが作るゲームやアニメなど、さまざまなコンテンツに命を吹き込んでいる。
オフィスフロアは国際色豊か
スタジオ以外に、オフィスフロアも見学した。1フロアにさまざまなゲームごとのチームが机を並べており、国内だけでなく海外配信のチームがいたりと、国際色豊か。
フロアへの出入りはカード式。Cygameのキャラクターが表示されており、残業しすぎるとアラートしてくれるホワイトな仕組みが導入されているとか。
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現在、これらの設備を使って、開発しているゲームのうちの1作が「Project Awakening」と呼ばれているアクションRPG。
スマホじゃ100%動かないし、日本製のゲームでもなかなか見られないクオリティではないでしょうか。
家庭用ゲーム産業の年次報告書『2019CESAゲーム白書』によると、日本のゲーム史を築いてきた家庭用ゲーム市場の規模は、約3500億円と縮小気味。市場規模が1兆円を超えた国内スマホゲーム市場と対照的だ
どうにかして盛り上げたいという想いで、この厳しい戦いにCygamesは挑もうとしているのだ。家庭用ゲーム市場は渋谷から盛り上がっていくかも?