IKEA、ドールハウスで描かれる家なき子の住まい。劣悪なシェルターの現実を訴える「Unwelcome Home」

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朝日新聞社

bouncy / バウンシー

「Unwelcome Home」は、IKEAと住宅慈善団体Shelterが共同で展開しているキャンペーン。イギリスでは、150,000人以上の子供たちがホームレス状態のため、一時避難施設であるシェルターで生活している。その厳しい現実をドールハウスで再現し、社会に訴えかけてる。
ドールハウスで描かれる現実の厳しさ
「Unwelcome Home」は、IKEAのドールハウスを使って、ネズミが住みつく、カビだらけの壁、むき出しの危険な配線など劣悪な環境をリアルに再現している。
Shelterの調査によれば、シェルターに住む家庭の75%が劣悪な環境で過ごしているとされ、その内21%が火災や配線の故障といった深刻な状況に置かれている。また、68%の家庭は、料理や洗濯といった基本的な設備さえ整っていない。さらに、35%の子供たちには自分のベッドがないという。
社会全体への呼びかけ
「Unwelcome Home」のキャンペーンでは、政府に対して年間90,000戸の公営住宅の建設を求める署名活動を行い、ホームレス状態に苦しむ家族に安全な住まいを提供することを目指している。
「Unwelcome Home」は、現在、イギリスのIKEAウェンブリー、マンチェスター、バーミンガムの3店舗で展示中。
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より多くの子供たちに安心できる住まいを。