精密な遠隔操作に対応、5本指ロボットハンド「Dexterous Hand Series」

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朝日新聞社

bouncy / バウンシー

「Dexterous Hand Series」は、イギリスのShadow Robot Company社が製作するロボットハンドシリーズ。24個の関節と129個のセンサーが組み込まれ、手の動きを忠実に再現できるという。
腕の内転・外転まで再現可能
「Dexterous Hand Series」は、5本の指で構成されている。
手首に相当する部分にも、モーターが組み込まれている。手首の内転・外転などの「ねじる」動作も可能。つかんだものを投げたり、水を注ぐような動作もできる。
指先には触覚センサーを搭載しており、触れた感覚をフィードバック。柔らかいものはソフトに、硬いものはしっかりとつかめる。
専用のグローブをつけて遠隔操作すると、操縦者の手の動きを忠実に再現。危険地帯での作業や、医療ロボットの分野での活躍が期待されている。
産業用ネットワークの「EtherCAT」に対応し、既存の工場のラインとも接続できる。最高1kHz(キロヘルツ)の高速通信が可能で、命令信号に0.5秒で反応できるとしている。
また、汎用のロボット用オペレーティングシステム「ROS」を採用。同様のシステムを使用した、他のロボット、センサーやコントローラーなどとも互換性があるという。
シリーズには、指の本数を減らしたLiteバージョンなどもラインナップ。省エネや軽量化など、用途にあった運用が可能となっている。
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