元「世界一髪の長い」女子高生、バッサリ断髪の瞬間

Footage courtesy of Guinness World Records TM / RightSmith

世界の一等賞 season2

誰もが驚くミラクルな偉業から、謎の情熱により達成された珍記録まで、世界の「一等賞」な人々やモノゴトをご紹介。
足首まで届く、長い黒髪。
2018年3月、当時女子高生だった鹿児島県の川原華唯都さんは「世界一髪の長いティーンエージャー」にギネス世界記録として認定されました。
生まれてから一度も切ったことがないというその髪の長さは、なんと155.5cm。赤ちゃんのころに受けた手術で頭部に傷があり、それを隠すためにずっと髪を伸ばしてきました。これだけ長いとお手入れも大変ですが、家族もブローやブラッシングに協力してくれていたそうです。
記録認定後も髪を伸ばし続けましたが、2019年4月、川原さんはとある決断をしました。大学入学や改元を機に髪を切り、ヘアドネーションに寄付をすることです。
初めて彼女の髪にハサミが入れられ、一房が切られたその瞬間、周囲からは思わず歓声があがります。切られた髪を、感慨深く眺める川原さん。しかし今風のヘアスタイルに変身したその表情は、新生活への希望にあふれていました。
一生思い出に残るイベントとして切られた1mを超える髪の毛は、医療用かつらとして寄付されるそうです。
※ギネス世界記録(TM)は、ギネスワールドレコーズリミテッドの登録商標です