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※ 視聴回数は1日1回更新されます。犯罪を社会的要因から見るアノミー理論
人を取り巻く社会に犯罪の原因があるのではないかという研究もあります。その代表的なものが、デュルケームやマートンによって形作られた、アノミー理論です。
アノミー理論では、社会の成員が共通して持っている目標(文化的目標)を受容するか拒絶するかをまず考えます。文化的目標とは、アメリカでは富や名声などがそれに当たりますし、日本では学歴などが該当するでしょう。
一方、それに対して法律や教育、勤勉に働くことなど、制度化された手段を受容するか拒絶するかを見ていきます。このふたつの軸の組み合わせでその人のスタンスがわかるのです。
マートンは、このような状態を文化的目標と制度化された手段の緊張状態として捉えました。