天海祐希、松尾芸能賞受賞に喜び 壇上でファンに感謝のスピーチ「誇らしい気持ちでいっぱい」

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日本の文化・芸能の保存、向上に寄与した人物を表彰する『第44回松尾芸能賞』の贈呈式が3月29日、都内で行われた。優秀賞は、俳優の天海祐希(55)が受賞し、喜びを語った。
 天海は、1987年に宝塚歌劇団に入団し早くから脚光を浴びた。月組のトップスターとして、1995年上演の『ME AND MY GIRL』主演を最後に、宝塚歌劇団を退団。映画『クリスマス黙示録』(1996年)以降、俳優として映画、テレビ、舞台とジャンルを超えて活躍している。日本を代表する演出家たちの信頼も厚く、繰り返しタッグを組んできた。劇団★新感線の『薔薇とサムライ2ー海賊女王の帰還ー』は、12年ぶりの続編上演で、歌、芝居、ダンスだけでなく、颯爽とした立ち回りも見せ、唯一無二の魅力を発揮したことが評価された。
 壇上で天海は「こんな栄誉ある素晴らしい賞をいただくことができて、驚きと恐縮と誇らしい気持ちでいっぱいです」と笑顔を見せる。「一緒にいただいた素晴らしい方々とともに、お客さまにたくさん楽しんでいただけるような作品を作っていけたらと思います。選んでくださった皆さん、そしていつも応援してくださっている皆さんに恥ずかしくないように頑張っていきたいなと思います。本当にありがとうございました」と誓っていた。
 授賞式後に行われた取材で、天海は改めて「とてもうれしいです。とてもありがたいと思うと共に責任があって怖いなと思います」としみじみ喜びを噛み締めた。『松尾芸能賞』については「素晴らしい方々が受賞される賞だと思っていた。選んでいただけて恐縮している」とし、トロフィーについては「お家の目立つところに飾らせていただきたいと思います」とにっこり。誰に報告したいか問われると「育てていただいた諸先輩方、いつも応援してくださるファンの皆様に。皆さんのおかげで受賞できました、と伝えたいです」と口にしていた。
 そのほか同賞は、優秀賞を三山ひろし、尾上菊之助、山村友五郎、吉田玉男、新人賞を田淵愛子、功労賞を林家正楽が受賞した。