天海祐希、報道陣の質問を市村正親が絶妙フォロー お茶目な発言に思わず爆笑

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日本の文化・芸能の保存、向上に寄与した人物を表彰する『第44回松尾芸能賞』の贈呈式が3月29日、都内で行われた。大賞は、俳優の市村正親が受賞。そのほか、優秀賞を三山ひろし、尾上菊之助、天海祐希、山村友五郎、吉田玉男、新人賞を田淵愛子、功労賞を林家正楽が受賞した。
 市村は、西村晃の付き入を経て、1973年に劇団四季ミュージカル『イエス・キリスト=スーパースター』でのデビューから役者生活半世紀を迎えた。劇団四季では現代劇『エクウス』初主演を務め、17歳の少年を演じて注目を集めた。1988年のミュージカル『オペラ座の怪人』の主役ファントムでミュージカルスターの座を確立。退団後の1992年には、日本初演ミュージカル『ミス・サイゴン』のオーディションで主役のエンジニアを射止めて好演し、その独自の演技で観客を魅了した。再演を重ね、2022年10月には上演905回の金字塔を打ち立てた。
 テレビドラマや映画などと活動は多彩。2021年にミュージカル『オリバー!』では、長男・市村優汰との初共演を果たした。2022年は自身の代表作であるミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』、『ミス・サイゴン』、『スクルージ』の再演など、演劇界を牽引し続ける意欲的な活動は余人の追随を許さない。2023年2月に、役者生活50年の集大成とした『市村正親ひとり芝居「市村座」』は10回目の上演をむかえたことなどが評価されての受賞となった。