市川團十郎、襲名披露の祝幕に感動「持って帰りたい」

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歌舞伎俳優の市川團十郎白猿(44)、三池崇史監督(62)、現代美術家の村上隆氏(60)が11月1日、東京・歌舞伎座で行われた『十一月吉例顔見世大歌舞伎』祝幕お披露目会見に登場。7日より幕を開ける、市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿襲名披露、八代目市川新之助初舞台『十一月吉例顔見世大歌舞伎』の公演にあわせ、特別な引幕「祝幕(いわいまく)」が披露された。
 團十郎襲名を寿(ことほ)ぐ「祝幕」を担当したのは、世界のアートシーンで活躍する村上氏。團十郎のドキュメンタリー映画を撮影する三池監督が、「現代の絵師が描く現代の役者絵を作って欲しい」と親交の深い村上氏に依頼し実現することとなった。三池監督が構想し、村上隆氏によりアート作品として誕生した「祝幕」には、歌舞伎十八番の全ての演目がデザインされた。
 三池監督は「團十郎の誕生にこのような形で非常にうれしく、誇りに思います」と語り、村上氏も「歴史に残るような作品を作れたことがうれしい。強い自信を持った作品に仕上がったと思います」と喜びを伝えた。
 高さ7.1m×幅31.8mの巨大な作品だが、幅1mほどの原画の状態で初めて見たという團十郎は「これが『祝幕』になると想像しただけでワクワクするなというのが最初の印象でした。いつかこれを買いたいなと思ったんですが、とても買えるような金額ではなさそうなので、諦めているところではありますが、一生懸命働いて自分のものにしたい」と作品に惚れ込んだ様子だった。